女人救済の寺、東慶寺
縁切り寺駆け込み寺、東慶寺
多種多様な花が季節ごとに見られる花の寺としても知られていますが、それ以上に、かつての縁切り寺として有名なお寺です。女性からは離縁を言い出せなかった鎌倉時代、東慶寺にて数年の修行を積むことで、離縁が成立したようです。現在の家庭裁判所のような役割も担っていたらしく、当時立場の弱かった女性の心強い味方だったのではないでしょうか。現在は男僧寺となっています。
場所は北鎌倉駅から徒歩5分くらいの所です。
駅前道路に面して入り口があります。
夏目漱石の立ちション記録
山門までの道の脇には松の木と石碑があります。石碑には夏目漱石の小説「初秋の一日」の一部が記載されています。漱石が友人である東慶寺住職を訪ねた際に、友人とともに小便をした様子などが書かれています。
なかなか気づきにくいのですが、脇にはとてもオシャレな喫茶店があります。残念ながら中には入りませんでしたが、なかなかの雰囲気です。
山門です。階段を上ったところで拝観料を払いました。
- 拝観時間:8:30-16:30 (10-3月は16:00まで)
- 拝観料:大人200円、小中学生100円
花寺としても有名ですので、春には色々な花が咲いているのでしょう。今の時期は花も少ないせいか、人はまばらでした。奥には売店や写経体験所などもあります。
今はパワースポット
江戸時代には幕府公認の縁切り寺となったこともあり、当時はさぞかし女性にとっての強い味方だったのでしょう。現在はパワースポットとなり、未練や悪縁を断ち切る目的で、女性の一人旅での人気スポットとなっているようです。
Thank you.