鎌倉散策記

鎌倉の寺、神社、お店、道など自由に書きます。

鎌倉マイナースポット:長窪の切通し

鎌倉のマイナー切通し:長窪の切通

切通(きりどおし)とは、山や丘などを掘削し、人馬の交通を行えるようにした道である (wikipediaより)

鎌倉には鎌倉七口と呼ばれる有名な切通しがあります。朝比奈切通しや名越し切通しなどが特に有名で、昔の道がそのまま残っています。

鎌倉特有の山に囲まれた地形を活かして、切通しの上から侵入者を攻撃していたと言われており、守備意識の高い鎌倉ならではの見どころです。

鎌倉中心地から遠いせいなのか、地元民の認知度さえも低めのマイナー切通しを紹介です。

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地図

北鎌倉駅から微妙に遠く、さらにかなりの階段を上る必要がありますので、体力的にしんどいかもしれません。階段を登りきり、住宅街を抜けた駐車場の隣に入り口があります。注意して探していないと、普通はまず気がつかないのではないかと。

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入り口

別世界に入り込んだような静寂と威圧感

進んでいくとすぐさま切通し感が出てきます。先日の台風の影響で道が荒れています。道端にも大きめの石が転がっていたりしますので、もし行かれる場合はお気をつけ下さい。

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長窪の切り通し

見上げてみました。当時は上で待ち伏せをし、外部からの侵入者を攻撃していたのでしょうか。そんな昔を想像しながらも、木々から漏れる鮮やかな日差しと住宅街ど真ん中の静けさに浸りました。ここだけ別世界の雰囲気でした。

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切通しを見上げる

出口を振り返って撮影しました。民家の横から繋がっています。

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 全長は100m程度です。距離は短いですが、両側の崖はそれなりに高く迫力があります。周辺にこれといった観光スポットもないので、あまり観光目的で訪れる人は少ないかもしれません。ここを抜けると再び住宅街が広がり、大船の街へと繋がっています。

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