鎌倉散策記

鎌倉の寺、神社、お店、道など自由に書きます。

境内レストランのある寺;浄妙寺

参拝はバスでいくのが良いと思います。

鎌倉五山第五位の寺。足利義兼により文治四年(1188年)に創設されたそうです。駅からは遠いので、バスでいくのが良いと思います(浄妙寺バス停徒歩2分)。

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地図

山門周辺は工事中

山門に到着しましたが、山門周辺は工事中のため、迂回して臨時入り口から入場。

拝観時間 9:00-16:30

拝観料 100円

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山門

本堂です。本堂内に立ち入ることはできないですが、目の前の芝生が綺麗に手入れされていて気持ちが良いです。

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本堂

境内の看板に従って進むと境内レストランがある。

石窯ガーデンテラスという境内レストランがあります。浄妙寺の拝観料を払う必要がありますが、境内の看板に従って進んでいくとたどり着きます。天気の良い日はテラス席がオススメです。季節によっては色取り取りのガーデンと鎌倉の紅葉を見ながらお食事できます。ガーデン内は散策も可能でした。

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ガーデンから見るレストラン

本日のパスタは、ラム肉が入ったトマトベースのパスタでした。チーズとバジルが良いアクセントになっておいしかったです。サラダ、ドリンク、パン付き。

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本日のパスタ

レストラン目当てのお客が多い寺でした。

レストランの隣には、足利貞氏の墓があるやぐらもありますが、少しわかりにくいせいか人はいませんでした。境内に人は少なかったのですが、レストラン目当ての参拝客は多く、店内は賑わっていました。外国人の方もちらほらいました。和風の寺で洋風の料理を食べるのも乙かもしれません。

参道が美しい寿福寺

鎌倉時代のキーパーソンが深く関わる寿福寺

鎌倉五山第三位の寺ということもあり、鎌倉の中でもかなり位の高い寺です。それもそのはずで、北条政子源頼朝を弔うために建てた寺と言われています。寺の奥には一般公開されている政子の墓もあり、鎌倉歴史的に重要なスポットです。JR鎌倉駅からは徒歩10分程度、線路沿いにある寺です。

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地図

寿福寺山門に到着しました。前日の台風の影響で多くの交通機関が麻痺しているせいか、観光客らしい姿は皆無でした。

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山門

鎌倉随一の美しい参道

山門を潜ると、中門と参道が見えます。光と影のコントラスト、左右の木々が擦れる音、厳かな雰囲気が感じられます。

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参道

仏殿と市天然記念物のビャクシン

中門から見た、仏殿。普段は非公開ですが、ごく稀に公開されている日もあるそうです。写真左に写るビャクシンは鎌倉市の天然記念物となっています。石畳と苔が良い雰囲気を醸し出しています。

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中門から見る仏殿

 中門の脇から奥へ続く道があり、北条政子源実朝の墓へ続いているようです。が、この日は台風被害により、道がかなりぐちゃぐちゃになっていたので、訪問は断念しました。

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中門横の道

いつでも参拝可能

参拝料や拝観時間などはなく、いつでも訪問できます。静謐な空気と木漏れ日は体感する価値があると思います。鎌倉時代を形成したキーパーソンとの関わりが深いお寺でした。


江ノ島さざえ島

人の少ない江ノ島のまったり空間

小田急片瀬江ノ島駅から、歩くこと20分くらいで辿りつくさざえ島。平日でも混雑する江ノ島の中でも、人が少なくのんびりできるくつろぎ空間を紹介します。

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地図

この日は平日お昼すぎに到着でした。目の前の弁天橋を渡ると江ノ島です。おそらく、ほとんどの人は橋を渡ったら、そのまま江ノ島神社の参道方面へ向かうと思います。今回は左に曲がって喧騒から離れる方向へ。

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弁天橋

さざえ島への入り口に着きました。1964東京オリンピックの聖火台が目印です。聖火台の後ろに見える道(センタープロムナードというらしい)を進んでいきます。

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1964東京オリンピックのモニュメント

途中、東屋やベンチなどが配置されていて、休憩スペースが満載です。

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東屋

さざえ島到着です。登ってみます。

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さざえ島の灯台

東京オリンピック会場をのんびり眺める

さざえ島てっぺんから、鎌倉方面の海岸を撮ってみました。海上ではヨットがたくさん見えましたが、この辺り一帯は2020東京オリンピックではセーリング競技場となっています。灯台の下はタイドプールと呼ばれて、磯遊びができるようになっています。

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鎌倉方面の海

観光客の目当ては江ノ島神社であるせいか、さざえ島周辺ではほとんど人を見かけませんでした。天気さえ良ければ、のんびりした雰囲気の中、ぼーと海を眺めたり読書したりするにはうってつけですね。

Thank you (^-^)

 

ドラマロケ地としても有名な旧華頂宮邸

駅前からバスを利用するのがオススメ

場所は鎌倉駅から少し遠く、徒歩でも35分はかかりました。最寄りのバス停「浄妙寺」からは徒歩5分くらいです。周辺には、竹林で有名な報国寺などもありますので、合わせて観光してみてはいかがでしょうか。

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地図

年に数回の限定公開日に訪問。ドラマロケ地としても有名。

元皇族・華頂宮の邸宅で、昭和4年築。戦前の洋風建築としては鎌倉でも随一らしいです。市の景観重要建築物、国の登録有形文化財に指定されています。実際に華頂宮が住んだのは最初の数年で、その後は持ち主を転々とし、現在は鎌倉市の所有物となっています。また、テレビドラマのロケ地としても有名で、これまでに多くの作品で使用されています。建物内部は普段は公開していないのですが、本日は年に数回の限定公開日でした。

  • 庭園公開時間 4月ー9月(10:00−16:00)10月ー3月(10:00−15:00)
  • 建物内部公開 春、秋の年2回

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外観(中庭から撮影)

建築的な細部はよくわからないのですが、絨毯に覆われた階段や、大きな暖炉、大理石のマントルピースなど洋風建築らしさがみて取れました。

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階段

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マントルピース

一方、畳の和室などもあります。

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和室

当日の限定公開は、多くのボランティアスタッフの方々のご協力で運営されており、募金することでコーヒーをいただくことができました。また、フランス式庭園は綺麗に手入れがされていて、春は桜、秋には紅葉が楽しめます。 周囲を山に囲まれた閑静な土地に佇んでいます。今後、映画やドラマで気づくことがあるかもしれませんね。

Thank you ;)

源頼朝像と縁結び神社のある源氏山公園

春は桜、秋は紅葉を楽しめる市民憩いの場

鎌倉駅から徒歩約20分くらいの場所にある公園です。公園といっても遊具があるような場所ではなく、鎌倉に多い低山を切り開いてつくられた里山公園です。ハイキングコースにも繋がっているため登山客の休憩地点としても機能しています。(台風の影響で現在はハイキングコースは封鎖されています。2019年10月時点。)この公園の見どころとしては少なくとも2つ、源頼朝像と葛原岡神社です。

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地図

凛々しく鎮座する頼朝像

鎌倉市街を見つめて鎮座する源頼朝像が配置されています。市民に開放された広場ですので、いつでも訪れることができます。観光客の記念撮影の人気スポットですが、この日は時間が早かったせいか、誰もいませんでした。

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源頼朝

幸せを勝ち取る神社、葛原岡神社

頼朝像から歩くこと約5分、葛原岡神社に到着です。腐敗した鎌倉幕府を倒幕するために活躍した日野俊基を祀る神社です。そんな歴史のある神社ですが、近年は恋愛成就を祈念するスポットとなっています。原因は、後述する「魔去る石」と「男石、女石」と言われています。

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葛原岡神社

魔去る石は悪縁を断ち切ることができると言われ、石の皿を岩に投げつけて見事に割れると成功です。なかなか割れにくかったので、力一杯なげつけるのがオススメです。魔去る石には勝る石の意味もあり、様々成功を祈願することもできるそうです。

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魔去る石

向かって右が男石、左が女石です。5円玉に赤い糸を通して結ぶことで良縁が得られるそうです。

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男石と女石

 観光客、登山客で賑わう源氏山公園です。特に春と秋の花見、紅葉は綺麗です。軽装でも登れるくらいの低山ですので、運動も兼ねて散策するのもオススメの場所でした。

Thank you :)

 

 

女人救済の寺、東慶寺

縁切り寺駆け込み寺、東慶寺

多種多様な花が季節ごとに見られる花の寺としても知られていますが、それ以上に、かつての縁切り寺として有名なお寺です。女性からは離縁を言い出せなかった鎌倉時代東慶寺にて数年の修行を積むことで、離縁が成立したようです。現在の家庭裁判所のような役割も担っていたらしく、当時立場の弱かった女性の心強い味方だったのではないでしょうか。現在は男僧寺となっています。

場所は北鎌倉駅から徒歩5分くらいの所です。

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地図

 駅前道路に面して入り口があります。

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入り口

夏目漱石の立ちション記録

山門までの道の脇には松の木と石碑があります。石碑には夏目漱石の小説「初秋の一日」の一部が記載されています。漱石が友人である東慶寺住職を訪ねた際に、友人とともに小便をした様子などが書かれています。

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漱石の石碑

なかなか気づきにくいのですが、脇にはとてもオシャレな喫茶店があります。残念ながら中には入りませんでしたが、なかなかの雰囲気です。

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茶店

山門です。階段を上ったところで拝観料を払いました。

  • 拝観時間:8:30-16:30 (10-3月は16:00まで)
  • 拝観料:大人200円、小中学生100円

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山門への階段

花寺としても有名ですので、春には色々な花が咲いているのでしょう。今の時期は花も少ないせいか、人はまばらでした。奥には売店や写経体験所などもあります。

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境内

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本堂

今はパワースポット

江戸時代には幕府公認の縁切り寺となったこともあり、当時はさぞかし女性にとっての強い味方だったのでしょう。現在はパワースポットとなり、未練や悪縁を断ち切る目的で、女性の一人旅での人気スポットとなっているようです。

Thank you.

鎌倉マイナースポット:長窪の切通し

鎌倉のマイナー切通し:長窪の切通

切通(きりどおし)とは、山や丘などを掘削し、人馬の交通を行えるようにした道である (wikipediaより)

鎌倉には鎌倉七口と呼ばれる有名な切通しがあります。朝比奈切通しや名越し切通しなどが特に有名で、昔の道がそのまま残っています。

鎌倉特有の山に囲まれた地形を活かして、切通しの上から侵入者を攻撃していたと言われており、守備意識の高い鎌倉ならではの見どころです。

鎌倉中心地から遠いせいなのか、地元民の認知度さえも低めのマイナー切通しを紹介です。

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地図

北鎌倉駅から微妙に遠く、さらにかなりの階段を上る必要がありますので、体力的にしんどいかもしれません。階段を登りきり、住宅街を抜けた駐車場の隣に入り口があります。注意して探していないと、普通はまず気がつかないのではないかと。

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入り口

別世界に入り込んだような静寂と威圧感

進んでいくとすぐさま切通し感が出てきます。先日の台風の影響で道が荒れています。道端にも大きめの石が転がっていたりしますので、もし行かれる場合はお気をつけ下さい。

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長窪の切り通し

見上げてみました。当時は上で待ち伏せをし、外部からの侵入者を攻撃していたのでしょうか。そんな昔を想像しながらも、木々から漏れる鮮やかな日差しと住宅街ど真ん中の静けさに浸りました。ここだけ別世界の雰囲気でした。

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切通しを見上げる

出口を振り返って撮影しました。民家の横から繋がっています。

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 全長は100m程度です。距離は短いですが、両側の崖はそれなりに高く迫力があります。周辺にこれといった観光スポットもないので、あまり観光目的で訪れる人は少ないかもしれません。ここを抜けると再び住宅街が広がり、大船の街へと繋がっています。

Thank you